【極寒なのに】セントラルヒーティング壊れた？

うさかつです。昨日あった家のトラブルについて報告です。

撮影は α７c / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN のセットですが、作業エリアが狭すぎて今回は画角とか気にする余裕もなかったので作品としては見ないでください！

暖房設備にトラブルが

一週間くらい前は数日暖かい日が続いたのですが、ここ数日は氷点下が続いています。

そんな昨日でした、自宅のセントラルヒーターが動かない。。。

実際には動くけどすぐ止まる。数時間休憩後にまた動き出してすぐ止まる。

昼間もずっと寒かったらしく、妻は家にあった小型の電気ヒーターの前でうずくまっていたそうです。

アメリカの空調はどんなの？

アメリカの家はセントラルヒーティングとクーラーの家が多く、一つの設備から家全体に冷暖房を送ります。

また、私たち家族が住んでるオハイオは冬にはマイナス10℃になることは普通で、去年のクリスマスの寒波の時はマイナス23℃にも達しました。

そのため、家の水道管度凍結の対策でどの家もずっとヒータの電源を切らないようにしています。

我が家のセントラルヒーター

そんな過酷な状況で小部屋用のヒーター一つでは家族が凍えてしまう。

夜も遅いのでオーナーに電話するのも悪いよなーとも思いつつ、これでも一応理系の端くれです。何とか自分で処置できないか試してみることにしました。

ここからは問題解決っぽく

現状把握

まずは現状把握。これがとても大切。これは不具合時の鉄則です。事件の捜査も初動が大事といいますもんね。

説明書は？・・・無い！2年間この家に住んでて見た事ないです！

何かヒントは？・・・設備のフタに何やらアラームのコード説明が書いてあります。（なんで文字が逆さま？さすがアメリカ）

上のフタから除くと中に光が点滅していている。

フタのエラーコードと見比べてみると。

”4回点火に失敗しました。数時間後に復帰します”とのこと。

いやいや、数時間も待てないし！

待てよ、この点火と数時間の待ち時間を繰り返していたのが妻の証言通りだぞと気づきます。

設備の仕様は？・・・我が家の設備はこんな感じ。

下のフタを開けると中には配管とバーナーらしきものが見えます。

写真のように配線もそこそこありますね。

上のフタのなかには先ほどのヒントを与えてくれたLEDさんがいます。大きなロータリーファンで空気を送り、。。さらに上にはフィルターを設置しています。風の流れは上から下ですね。

上のフタを開けると安全のためか電源が落ちるようです。フタでこのスイッチを押してるんですね。

試しにこのスイッチを押してみると電源が入りました。

そしてモーターが回り始めて徐々に設備が騒がしくなります。

少しすると下のバーナーが点火しました。

おお直ったぞ！と思ったらすぐに火は”プスン”と消化。。。

なんでだ。あんなに元気に燃え出したのに消え方があまりに急じゃないか。

となりにいた妻もとても残念そうでした。

気を取りなおしてもう一度。。。ではなく何度試しても同じ結果でした。

もう少しバーナーを観察しよう。

端子の緩みとか触ったり、押してみたりしても特に変なところはないよなー。

と思っていると何か棒状のものがバーナーの火が出るところにあります。

もしやこれは熱電対（温度を検知するセンサー）では？？ここでピンときました！

状況を整理するとこの通り

・LEDさんは点火の失敗をお知らせ

・実際には何度やっても点火は成功しているように見える

・消え方が”プスン”と強制的に消えている感じ

・バーナーの先に熱電対（温度センサー）のようなものがある

仮説を立てる

温度センサーはバナーの点火を熱で検出するもの。
バーナーは正常に点火しているがセンサーが検知していないか、信号が届いていないため点火異常として安全回路がガスを止めてしまう。

では、なぜセンサーが機能していないのか？原因は何か？となります。

原因として考えられるもの

①配線の緩み、断線
②センサー自体の劣化故障
③センサーの位置が適切じゃない
④本体側の原因

確認と検証ついでに対策

①熱電対の配線確認・・・緩みはなさそう
②センサーは金属に黒いススと白い粉？みたいなものが付いています。
　センサーの感度に影響しそうなので紙やすりで削り取り。
③センサーの位置は斜めでよく見えませんでしたが、バーナー中央よりちょっと下にあるように見えたので手で少し上にグイっと調整しました。

この時点で処置できるのはこれくらい。